イントラレーザー(イントラレースFS60レーザー)



イントラレーザー(イントラレースFS60レーザー)


通常のレーシックでは角膜にフラップを作成する際に金属製のマイクロケラトームが使用されていますが、イントラレーシック(Intra LASIK)では高精度な医療用レーザーであるイントラレーザーを使用します。マイクロケラトームの代わりにレーザーを用いることにより手術の安全性と精度がさらに高まっています。


現在、日本でイントラレーシックを行なっている眼科クリニックでは、すべてイントラレース社(アメリカ)製の最新型イントラレーザー機であるイントラレースFS60レーザーが導入されています。


イントラレーザーは眼球に特殊なガラス面を押し当て角膜面を水平にしてから一定の深さにおいてのみエネルギーが発揮されるように設定されています。


イントラレーザーエネルギーは一点に集中され角膜に含まれる水分が一瞬にして水蒸気に変化し、1μの気泡が生じて層状構造の角膜に微細な剥離を起こさせます。


平面ガラスに平行してイントラレーザーの作用点を移動させ、点状の微細な剥離点を徐々に広げて計画通りのフラップを作成します。最後にはヒンジ部分のみを残してフラップ辺縁のエッジを直角に切って仕上げます。


フラップ作成時のレーザー照射形式は、作用点を角膜中心からラセン状に広げてゆく形式と、眼球下部から上部へ移動するアップダウンレーシックのような形式があります。


ヒンジ(フラップを支える部分)の位置も左・右・上部に自由に設定できますが、通常は上部に作ります。イントラレーザー照射時間はフラップの大きさや使用するイントラレーザーの機種によって異なります。


また、イントラレーシックではイントラレーザーを使用してフラップを作成した直後は、作用点によって発生した水蒸気がフラップ内面に留まっていますので、角膜は白っぽく濁ったようになります。


しかし、この角膜の濁りは約20分ほど安静にしていると透明に戻りますので、その間はリラックスルームで待機することになります。


しばらくして角膜が透明になってから再度手術室に入室し、今度は角膜実質増を矯正するためのエキシマレーザーを照射します。


<イントラレース社(アメリカ)製の最新型イントラレーザー機「イントラレースFS60レーザー」>

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現時点では最も新しく高性能のイントラレーザー機です。ちょっと前まではイントラレースFS30レーザーが利用されていましたが、最近はイントラレースFS60レーザーが主に使用されています。


イントラレースFS60レーザーでは、フラップ作成における全ての過程を高性能コンピューターでコントロールしているため、フラップの厚みや大きさ、ヒンジ(フラップを支える部分)の位置や長さなどを自由に設定することが可能です。


マイクロケラトームを使用する通常のレーシックではフラップ作成の困難な場合でも、イントラレースFS60レーザーを使用することにより安全にフラップを作成することが可能となりました。


さらには、通常のレーシックではマイクロケラトーム操作に熟練する必要がありましたが、イントラレースFS60レーザーではその必要が無く比較的手術経験の浅い眼科医でもその操作を正しく理解し使用することにより安全で正確なフラップの作成が可能となりました。


マイクロケラトームに比べてフラップを薄く作ることができるため、角膜が薄い方や強度近視の方にも対応できます。


過去においては非常に稀ですが、フラップの位置がずれてしまったり切りすぎてしまった例があったようです。このような心配はイントラレースFS60レーザーではなくなりました。





 
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